菌根菌農法の力
農村社会活性化と都市部との交流
私たち財団は、SDGsの17の目標を踏まえて、「菌根菌とそのパートナー細菌を活用した、安心・安全で持続可能な作物生産技術および緑化技術による新たな社会の構築」で社会貢献を図っています。
特に、農村社会の食料、電力等の自給自足を促すため、この「菌根菌農法」で不安で危険な慣行栽培技術を払しょくして、日本桐「ジャパロニア」の植栽を進めて、カーボン取引や、家具材、建築材、バイオマス発電等への活用・販売、余剰電力の売電等を推進することで収入源を確保し、農村社会を魅力のある場とするとともに、都市部とのつながりを密にして交流をさかんにさせたいと思っています。
ちなみに、桐は樹木ではなく、園芸作物(特用樹)ですので、農地に植栽できることから、荒廃農地の解消にも役立ちます。さらに重要なこととして、菌根菌農法による作物生産は、菌根菌によるCO2固定量が慣行農法と比べて、およそ1.5倍から2倍近く増大するとともに、大量のエネルギーを使って生産されている化学肥料、化学合成農薬等の資材を使いませんので、カーボン取引では大きなメリットになります。